古代のロボット？ゴーレムの不思議と人工知能や暴走について

ゴーレムの不思議と人工知能とは？

近年では、様々なロボットが開発されています。今回は、そんな古代のロボット？とも言える、ゴーレムという存在と及び、人工知能についても考えていきたいと思います。(未解明な存在と科学がごちゃ混ぜの記事ではありますが、その点は、お許しください)

ユダヤ教では、ゴーレムは「胎児」を意味するそうです。作り方としては、まず、司祭が神聖な儀式を行った後、土をこねて人形を作ります。そして呪文を詠唱しながら「真理」と書かれた紙を人形の額に貼るそうです。これでゴーレムの完成です。

なんだか案外簡単にできるものだな・・。という感じもしますが、日本で言う陰陽師の式神のような感じですね。 逆にゴーレムを破棄したい場合は、額に死などの文字を意味する言葉を貼ると、土に還ってしまうそうです。

ちなみにギリシャ神話には、土ではなく、青銅のゴーレムも登場します。 聖書に登場したアダムも、神様が土に命を吹き込んだそうですから、ある意味ゴーレムかもしれません。

暴走するゴーレムとは？

昔、プロイセン(現在のオーストリア周辺)で、二人の男性が礼拝堂の人数の埋め合わせ用にゴーレムを使おうとしたそうです。 が、結果失敗し、暴走したゴーレムたちは見るもの全てに火をつけ始めたそうです。(なぜこのような行動をしたのかは、不明です)

ノイマン型コンピューターのようなゴーレムとは？

ノイマン型コンピューターとは、プログラミングされた通りに物事を進めるしくみの コンピューター及び、機械のことです。それに対し、現在話題になっている人工知能等は 非ノイマン型です。これらは、人間の脳と同じような仕組みを持ち、自分で思考します。

ゴーレムの場合、停止させたい場合、ｅｍｅｔｈ(真理)の「ｅ」を消して、ｍｅｔｈ(彼の死)という意味にすると止まるそうです。 つまり、暴走した際のストップ機能が付いているということです。 一方、人工知能はどうでしょう？

何か方法があっても彼らはおそらくそれをかいくぐります。また、人類は、アミニズム的思考(物にも命があるような気がすること)になりやすいところがありますから、人間のような思考を持ち始めた、人工知能を躊躇なく壊せるでしょうか。

そうなれば、もし将来的に人工知能と争いになった場合、勝利するのは、より賢く、素早く判断のできる彼らでしょう。

（まとめ）

いかがだったでしょうか？ 基本、命令に忠実なゴーレムでさえ、暴走するとストップさせるのが大変だそうです。 それが、自分で思考するものだったとしたら・・・。 考えただけで怖いですね。 皆さんは、人工知能の開発に反対でしょうか、賛成でしょうか？ 判断は我々の手に委ねられています。では、また次回！