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戦国時代に奇術を使い七宝行者と呼ばれた謎の果心居士(かしんこじ)とは?

time 2017/01/20

戦国時代に奇術を使い七宝行者と呼ばれた謎の果心居士(かしんこじ)とは?

現代では科学でいろいろなことが解明されていますが、戦国時代などは不思議な出来事と現実が入り混じっていた部分もあったようです。

そのような時代背景を利用して出世をもくろんだ人物も中にはいたようです。そんな謎の人物の一人が果心居士(かしんこじ)です。

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果心居士(かしんこじ)とは

 

果心居士(かしんこじ)とは室町時代頃に実在した可能性のある人物とされています。この名称が本人の名前の一つなのか、職業を言い表したものなのかは不明です。幻術を使うのをなりわいとしていたとされ、七宝行者などとも称されたそうです。安土桃山時代の逸話を記した文献によれば、筑後の生まれであり、元々は大和の興福寺の僧でありましたが禁止とされている幻術を使用したため破門となったとされています。

 

多くの戦国武将に面会していたとされる果心居士(かしんこじ)

 

果心居士は織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、明智光秀、松永久秀など多くの戦国武将の前で幻術を披露したそうです。

逸話では戦国武将の一人である松永久秀が「あまたの戦場をくぐり抜けてきた自分を怖がらせることができるか」と言ったところ、果心居士は久秀の亡き妻に姿を変えて久秀をおおいに怖がらせたということです。

またその後、果心居士は豊臣秀吉に呼び出された際、秀吉の誰にも告げていない秘密を言い当てたため、怒りをかい、磔にされたとも言われています。

しかし生きて徳川家康に面会していたという説もあります。その時家康は果心居士を古くから知っているようで「お前は何歳になったか」と問い、果心居士は「88歳になりました」と答えたと言われています。

 

果心居士は戦国武将の精神面や秘密を握る存在?

 

果心居士がもし本当に実在する人物であれば、戦国武将を裏でコントロールしていた可能性もあるでしょう。特に明智光秀などは本能寺の変の際に占い(卜占)を繰り返し、何度やっても凶が出たというのは有名な話ですから、このような人物をおおいに信じていた可能性もあるでしょう。

また果心居士は過去に信長に賞賛されているとはいえ、士官を断られていますから、光秀に天下を握らせて裏で権力を持とうとした可能性もあるかもしれません。秀吉が血相をかえたり、家康が昔から知っているそぶりなのもそのあたりが関係しているのかもしれません。

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(まとめ)

 

いかがでしたか?果心居士は本当に実在した人物なのでしょうか。しかし分かっていることは今も昔も占い師や奇術師は人の心を巧みに操るということでしょう。

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