2017/03/15
お城というのは一見美しいですが、昔の権力者の住宅であることから、地下に牢があったり、拷問部屋があったりと思った以上に不気味な場所なのです。今回はそんな世界のお城の中でも心霊スポットとして名高いアイルランドのリープ城についてまとめました。
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リープ城とは
リープ城は古くは鉄器時代頃から建っていたとされるお城です。この城に住んでいたのはオバノン一族とも言われています。1992年に火事によって城の大部分が焼失しましたが、現在の住人であるミュージシャンのショーン・ライアンとその妻によって修復されました。ショーンは暖炉の前に見知らぬ老人が座っているなど、多くの心霊現象を体験したようです。
なぜリープ城にはゴーストが多いのか
リープ城には多くの幽霊が住みついていると言われていますが、この城がゴーストキャッスルとなったのにはいくつかの理由があるそうです。一つ目の逸話としては、昔この城には二人の兄弟がいましたが、弟が教会に飾られていた剣で、兄の司教を殺害してしまったという話です。それからこの城の教会は「血のチャペル」と呼ばれているそうです。この弟は民衆を城での宴をよそおって呼び出し殺害したという話もあるようです。またこの城は監獄としての役割も果たしており、罪人や一族の規範を破った者を閉じ込め、食事もほとんど与えない悲惨な生活をさせていたと言われています。そのような理由などで怨念や悪い気が充満しているのか、ここに住むと自然と人同士が争いやすくなるとも言われています。
リープ城には精霊も?
リープ城には幽霊だけでなく、精霊も住み着いているらしいという噂もあります。その生き物は羊ぐらいの大きさで黒い瞳を持っているらしく、元素霊のノームの一種では?とも言われています。精霊が廊下をパトロールしている所も目撃されたとか。また、たくさんの赤い目や人の顔をした悪魔なども住み着いているそうです。アイルランドにはプーカと呼ばれる山羊や馬の姿をした目が炎のように光る妖精や、特定旧家に住みつく守護妖精バンシー(こちらも目が赤い)もいるとされていますから、そういった存在もリープ城には住んでいるのかもしれません。
(まとめ)
いかがでしたか?どうやらリープ城は本物のゴーストキャッスルのようです。しかし現在住んでいる夫妻には何の厄災も起きていないそうなので、本当にただ精霊やゴーストの住家として使われているだけなのかもしれません。リープ城に観光に行った際はゴースト達を刺激しないように気をつけましょう。