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東日本大震災の大きい揺れを仕事中に高層ビルの15階で体験した話

time 2016/12/04

東日本大震災の大きい揺れを仕事中に高層ビルの15階で体験した話

東日本大震災が起きてから、長い歳月が経ちました。あの時、日本が終わってしまうのではないかと、恐怖感を覚えたのではないでしょうか。

でも歳月は流れ、気付けば大地震への備えをしていない自分がいるのです。

何故でしょうか。そのうち必ず起きると言われているのに、どうして最も大切な命を守る準備ができていないのでしょう。この体験を見たら、私も含めて準備をしてほしいと思います。

さて今回ご紹介するのは大きな地震が起きた時に横浜の15階の高層ビルで大きな揺れを体験した話です。

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横浜の会社で仕事中に地震が起きる

 

 

私は当時妻と横浜のアパートに住んでいました。私も妻も働いており、その日もそれぞれ横浜にある別々の会社に出勤していました。

地震が起こる直前の私といえば、これから開かれる大規模な会議の書類を整理しており、少し足りない資料に頭を悩ませながら、代替え策を考える為に一度トイレに入りました。

個室の中で頭を悩ませていた時に、急にトイレの壁がガチャガチャ揺れ始めた事を覚えています。隣に入っている人も小さく「うお」と声をあげたのを聞き、ボーッと揺れを眺めていた私はハッと我に帰り、異常さを感じて急いでオフィスに戻りました。

 

15階のオフィスビルで大きく強い揺れを体験

 

オフィスに戻ると、皆が長く小さい揺れに動揺している状態でした。その後、笑いながら近づいて来た先輩を見た瞬間に驚く程大きい揺れが起こり、悲鳴と棚が倒れる音、壁が軋む音が響きました。

会社のオフィスはビルの15階にある為、抱きついてきた先輩を見ながら、私は地面に落ちて死ぬと思いました。

気付いた時には揺れは収まり始め、緊張が緩和したからか皆んな口々に「うおー」とか「危ない」と声を上げ始めました。私は情けない先輩に苦笑いしてフォローしながら、落ちたファイルや割れた瓶を片付け始めました。

皆何がどうなっているのかわからない様子でしたが、とりあえず目先の片付けるという作業をしていた様に思います。オフィスからは、何箇所か火が上がっているのが見え、異常な事態になっている事は全員が理解しました。

その後、何度も縦揺れが続いた上、他の会社も含めて仕事にならないので、早い時間ですが皆が退社する事になりました。ただ、地下鉄やバス等交通機関が全てストップしていた為、私は10キロ以上離れた家まで走って帰る事にしました。

 

真っ暗で悲惨な帰り道

 

帰り道は悲惨でした。夕方までは問題なく周りが見えていたのですが、陽が落ちると街灯は全て消えていた為、辺りは真っ暗闇でした。

驚く事に、暗すぎて知らないマンションの敷地内に入っていた事を気付かない程に何も見えませんでした。本当にこのまま日本は終わってしまうと考えていました。

帰り道を知らなかった私は、携帯電話のマップを頼りにひたすらに走り続けました。妻には電話が全くつながらず、50回ほど掛けてようやく繋がった際には、妻は安心したのか泣きじゃくっていました。

とりあえず家に居て、無事という事が分かったので、後はひたすらに走り続けるのみでした。ボロボロになって帰った時には既にちらほら明かりが見え始めており、テレビを見た時に始めてこの地震が大規模なものだったと知りました。

 

ガソリンや物品が売り切れていた

 

震災によって帰るまで一苦労だったのですが、帰ってからも大変でした。

周りのガソリンスタンドにガソリンが全く無くなってしまい、入荷されても2時間3時間の長蛇の列で、順番が来たとしても、入れる量が規制されていて千円分しか入れる事が出来ず、大きな移動が出来なくなってしまいました。

また、購入出来る物品は各家庭で取り合いの様に無くなり、震災前とは全く違う状態に驚きを隠せませんでした。

 

大地震へ備えて準備が必要

 

東日本大震災を経験して学んだ事は、普段から震災に備える事の大切さを学んだことです。実際に震災を経験した事で、震災はいつでも自分の身に起こり得るという事を実感しました。

普段から震災が起こった事をイメージし、非常食や物品を用意する事や、常に車にガソリンを入れておくといった事を行っておけば、万が一の時にパニックにならずに済みます。

何より大切な家族が安心できるように、全ての家庭で普段から震災に備えて、いざという時の為の準備をして欲しいと思います。

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(まとめ)

 

いかがでしたか?高層ビルなどで地震に遭うと怖いですよね。地震の体験でわかることって多いと思うのですが、地震で被害が出ると、生活用品や食料やガソリンなどはすぐに売り切れてしまうことがわかります。

万一へ備えての常日頃の準備と、電話がつながらない場合に、どうするかということも考えておくべきという事もわかったのではないでしょうか?

なので、大地震が起きてからでは遅いので、起きた場合には、家族でどこへ集まるかなども事前に取り決めしておくべきではないでしょうか?

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