2017/03/15
中国の大昔の時代に、たった一人で10万人の敵国の兵を退けた勇者がいたことをご存知ですか?
その勇者の名前は墨家の革離という人物です。
どのような戦いをして大軍を退けたのでしょうか?
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墨者の革離とは?
昔の話で、歴史的な話なのですが、中国の昔の時代に、墨家という、宗教団体というのか、技術集団と言うのか、特殊なメンバーが存在した事実があるのです。
彼らは、「非攻」を説き、孔子のような、いわば、儒教のような一門というのでしょうか。
そういった組織があったのですね。
「非攻」とは、つまりどういうことかというと、 守るという事で、攻めず、守る。そして、守ることを、「墨守」と言ったそうなのです。
「墨攻 11」 森 秀樹 , 酒見賢一 , 久保田千太郎 | ためし読みはこちら(第1巻もためし読めます)=>https://t.co/scO4a9OPiP (表紙画像) pic.twitter.com/meoe3wRIC8
— 〈男性コミック〉ためし読み/小学館 (@comic_bc) February 14, 2016
劣勢の方に味方して墨者を派遣
彼らは、ある国がもう一方の弱い国を責めると、弱い国の小城へ墨者を派遣し、大軍の攻撃を撃退するという、なんだか、真田幸村的な組織集団であったようなのです。
不思議な集団ですよね。
儒教を教えていた孔子の一門とは一線を画す集団でした。
墨者「革離」が一人で援軍に来る
墨子という、創始者から、代が変わったころ、ある国の城が責められ包囲されたそうなんですね。
その国は、墨家に救援の要請を出したのです。すると、薄汚い格好の者が城へ一人でやってきたのでした。
それが、革離という人物であったのです。
漫画墨攻の主人公ですが、当時、墨家は組織でごたごたがあり、その中で、 墨子の教えに忠実な革離が、指名もされていないのに、単身やってきたのでした。
もはや、組織と言うより、個人でやってきた感じですが。
最初は、多くの援軍が来ると思っていたのに、薄汚い格好の者がたった一人で来たのです。
そのために、革離を誰も信用せず、城の守りを任せることはなかったのですが、 次第に、大軍に囲まれ窮地に陥ると、革離に墨守を任せることになるのでした。
「墨攻」 この動画をHuluで https://t.co/tydQEfUFw5
— おいでよ春日部 (@koppa892) February 13, 2016
10万の大軍の包囲を撃退できるのか?
城には4000程度の軍がいたのですが、敵軍は10万の大軍です。
しかも、敵将は有能な人物でした。
革離は、一人でしたが、 まずは、城内のメンバーを味方につけて、革離の戦いの仕方を教えることから始まったのです。
革離は、城の中の支持してくれる味方を増やしていきました。
矢じりを工夫して遠くに飛ばす方法など。
しかし、敵国にも墨者が加担しており、墨者達+10万の大軍VS墨者・革離一人+兵4000の構図でもあったのです。
敵側に付いた墨者達は、イナゴなどを小さな容器に入れて密集して育て、意図的にイナゴの大軍を作り出して農作物などの被害を出させるような行為で敵に加担したりと、革離は孤独でありましたが、必死にそれらを食い止めるのでした。
また、革離の知っている少ない力で強力な力を出す戦い方や、強力な弓矢の作り方など、城の防御の砦つくりなどを農民や城内の人々に、城を守るうえで必要なことを短期間で教え込むのでした。
そうすると、革離を応援するものが増えて、敵の名将も地団太を踏んで悔しがり、その後に「墨守」が成功し、10万の大軍は敗れたのでした。
★☆★今週の「これも学習マンガだ!」★☆★
— これも学習マンガだ! (@mng_edutainment) February 10, 2016
『墨攻』酒見 賢一、森 秀樹、久保田 千太郎(ジャンル:歴史)https://t.co/j38Y0rbo1B
#これも学習マンガだ
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(まとめ)
いかがでしたか?
少ない兵力で劣勢をはねのける姿を観ると、一人の人間の偉大さと可能性を感じますよね。
一人の力や信念が他へも影響をすると、その力が伝播し、強力な力になるのだと実感しますよね。
今の時代も昔も根本は変わっていないと思うのです。
なので、たった一人でも、10万の人間をも退ける可能性を持っているという事を覚えておきたいと思います。