2017/03/15
最近は大きな地震が多いですよね。
これまでは地震多発地帯で地震は起きると思っていたのですが、今は日本中どこにいても地震の脅威からは逃れられないというのが実感です。
さて、今回は、地震が起きた際の避難所での生活の実際の体験談のご紹介になります。
場所は特定していませんが、実際に避難所ではどういったことで困るかなどを学べますよ。
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避難所での生活
私は以前、大地震に遭いました。当時、アパートで独り暮らしをしていましたが、何度も大きな揺れが続いたので、建物の倒壊を恐れて地震のあった当日から避難所で生活することにしました。
避難所は近くの小学校の体育館でした。多くの人が詰めかけ、体育館は人で溢れかえっていました。避難所ではほとんど眠ることができませんでした。
避難所に入れない人や、小さい子供やペットがいる人などは、グランドに車を停めて、そこで生活している人も多くいました。
食糧の確保
地震当日の夜は近所の人から、おにぎりの差し入れがありました。しかし、人数分は足りませんでした。私は同じアパートに住んでいる人と、しばらく避難所で過ごしました。
避難所に行く前に、近所のスーパーに食料を買いに行きましたが、パンやカップ麺などは完売していました。私は仕方がないので、数少ない洋菓子を買いました。
お店の中は瓶に入ったお酒が割れて散乱した状態で、アルコール臭が漂っていました。幸い、避難所が家から近かったので、毛布やラジオなどを持っていくことができました。
今できる目の前のことをやる
携帯電話で家族と連絡を取ろうと思いましたが、まったく繋がらない状態でした。今まで話をしたことがない人とも、地震状況についていろいろと話をしました。
地震の翌日くらいから、少しずつ救援物資が届くようになりました。最初は何をして良いか、右往左往していましたが、徐々に今やるべきことをやっていくようになりました。
地震で学んだことは、まずは自分の身を守ること、次に食料の確保、そして安全な建物に移動するということです。
常に周りの危険から身を守る
大きな地震の後は何度も地震があるので、外にいると電信柱が倒れてきたり、マンホールが隆起したりします。また、断線して信号機が使えなくなったり、火災が発生することもあります。
揺れる中自宅にいた人もいましたが、揺れを感じたらすぐに外に出られるように玄関近くの部屋にいた人が多かったようです。断水をしたので、しばらくお風呂に入ることができませんでした。県外から給水車がやってきたので、水をもらいに行きました。
避難所生活で困ったこと
食料の救援物資は、カップ麺や菓子パンがほとんどでした。朝食から高齢者もカップ麺を食べなければいけない状況でした。また、避難所ではプライバシーの確保がなく、雑魚寝状態でした。
睡眠不足と疲労が重なり、私は風邪をひき、熱が出て、精神的にもかなり辛い状態になりました。震災では目に見えるものだけではなく、心のケアもかなり大切です。それを支えることができる体制も必要だと感じました。
大地震と避難所生活を経験して、災害時に辛い思いをしなくて済むように、改善するべきところがかなりあると感じました。
実際に避難所生活になった場合に何が必要か?
食料の確保ができたら、居住空間の確保が必要なことは言うまでもないのですが、雑魚寝状態であれば、非常に居心地が悪く、安心して眠れないのではないでしょうか。そんな時に必要なのは、やはり、ご近所のネットワークであったり、知り合いが多くいるという安心感が最も重要にも思えます。
また、食べ物がカップ麺ばかりなどで、きついのですが、食料に関しては、配られるものを貰うしか手段がないというケースの方が多いのかも知れません。避難用に持ち運ぶにも限度があるので、もし持って行けるとすれば、栄養サプリメントなどを避難用に持って行けば、少しは栄養補給になるのかなと思いました。
東日本大地震の時に池袋のサンシャイン60から大学に避難した話
3月11日の東日本大地震の時に茨城県の車中で地震に遭った体験談
(まとめ)
いかがでしたか?
実際に避難所生活を経験した人ってそんなにいないのではないかと思うのですが、もしも避難所生活になった場合に、どうすればよいのか?また、何が必要なのか。少しではありますが、避難所の実像と、実際に必要となるものが見えてきたのではないでしょうか。
避難物品をそろえるのは自分次第です。なので、持ちすぎも行けませんし、取捨選択は必要です。最適な避難用品を普段から揃えておきたいものですね。